塗香は、火を使って焚くお香ではなく、
指先に少量を取り、手や身体に塗って香りを楽しみます。
さらさらとしたパウダー状で、
触った感じは、片栗粉のようです。
私が塗香を使うのは、
自分についた邪気を払い、身を清めたいとき。
気持ちをまっさらにして、
新しい気持ちで一日を始めたいときにも使います。
たとえば、
・人混みに入る前に
・人混みから出たときに
・家を出る前に
・家に帰ってきたときに
手に少量の塗香をなじませ、
ふわっと立ち上がる香りを感じます。
すると、外の空気から少し離れて、
「ここからは自分の時間」
そんな気持ちに切り替わります。
私にとって塗香は、
身を清めるだけでなく、
気持ちを切り替えるためのお香。
身につけて、香りを感じる。
そんなお香の楽しみ方も、私は好きです。
今回は、これまで私が使ってきた中から、
「この香りが好き」と感じた塗香を3つご紹介します。
① 松栄堂「特撰塗香」

「極品塗香」と「特撰塗香」の2種類があるうちの一つです。
いちばん気に入っている香りの塗香です。
甘さは控えめ。
きりっと爽やかで、凛としてまっすぐ心に届く香りです。
② 六波羅蜜寺「清めの塗香 華/空」

空也上人ゆかりの、京都・東山の古刹、六波羅蜜寺のオリジナル清めの塗香です。
華(はな)
白檀と花々が重なる、
甘く華やかな香り。
空(くう)
丁子や白檀、ハーブが重なる、
平安の時代を感じさせるような、奥深い香り。
華はピンク、空は水色。
それぞれ美しい色のパッケージも素敵です。
③ 岩佐佛喜堂「貴妃」

絶世の美女・楊貴妃がまとっていたとされる「体身香」をモチーフにした塗香です。
清らかで落ち着きのある、
上品な香りが特徴です。
どれも、それぞれに違った魅力のある塗香です。
その日の気分や、香りの好みに合わせて、
「今日はこれ」と選ぶのも、塗香の楽しみのひとつ。
お気に入りの香りを身につけて、
自分のための静かな時間を楽しんでみてください。

