比叡山の森羅守|静けさを身につける

湖都香シリーズ

忙しさの中で少し立ち止まり、
自分の内側にある静けさを思い出してほしくて、
このブレスレットをつくりました。


大津市の湖畔で暮らす、
クラフト作家のアクセサリー。

比叡山の麓で暮らし、
まもなく10年になります。

雨の日の白いモヤ。
夕日が沈む光景。

季節や天気、時間によって、
刻々と表情を変える比叡の山々を、
これまで何度も見つめてきました。

深い森。

木々の間を流れる水。

静かにそこにあり続ける山。

その風景を眺めていると、
忙しさの中でいつの間にか遠ざかっていた
自分自身の静けさを思い出すことがあります。


そんな比叡の森を、
身につけられる小さな形にしてみたい。

そう思ったことから、
この作品づくりが始まりました。

現在は、このような形になっています。


けれど、このブレスレットは、
まだ完成していません。

実際につくってみると、
もう少し「比叡の森」を感じられる形にしたいと思うようになりました。

中心には、
森羅の守りを託すマラカイト。

そこに、ヒマラヤ水晶と香木・緑檀(こうぼく・りょくだん)を合わせています。

これから、

マラカイトの存在感をもう少し大きくすること。

そして、ヒマラヤ水晶と緑檀の間に
グリーン水晶を加えること。

この二つを試しながら、
全体のバランスを整えていく予定です。


ただ、机の上だけで考えていても、
きっと答えは見つからない気がしています。

もう一度、比叡の森へ。

自宅の最寄り駅から、比叡山坂本駅までは程近く。
思い立ったときに、いつでも比叡の山へ向かうことができます。

実際に足を運び、
森を歩き、
その空気を感じながら。

自分自身が「これだ」と思えるところまで、
この作品と向き合ってみようと思います。